失敗したくないなら!ポータブル電源の選び方法 この一篇で
ポータブル電源はキャンプ用品や車中泊用品、防災用品やイベントでの緊急電源など、ますます活躍しています。市場には多くのポータブル電源製品とメーカーが存在し、選ぶ際には悩まれることでしょう。中には3年も悩み続けて、どの製品を選ぶか決心できない方もいらっしゃいます。もちろん、これらの3年間にはさらなる進化とアップグレードが行われた便利なポータブル電源が登場しており、電源の品質が向上した一方で選択肢もより困難になりました。
この記事を通じて、最適なポータブル電源を見つけるお手伝いをしたいと考えております。
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ポータブル電源を選ぶ際には、5つのポイントがあると思います。
- 安全性
- 容量
- 出力
- 充電速度
- 機能性
一、安全性
安全は第一と思います。
ポータブル電源が発火して火災を引き起こしたニュースがありました。
火災って怖いです。ですから、安全性を確保できる高品質なポータブル電源を選ぶことは非常に重要です。ポータブル電源の発火は、電池の過熱が原因であり、電池の問題や充放電の不適切な使用などが電池の過熱を引き起こす可能性があります。
安全性の基準は以下の通りと思います。
1.リン酸鉄リチウム電池は最優先
リン酸鉄リチウム電池はリチウムイオン電池の1種ですが、使用する素材や加工を工夫して性能や安全性を高めた電池です。
①耐高温で、最高でも75℃で作動可能です。
②リン酸鉄リチウム結晶のP-O結合は強く、分解サレにくい
リン酸鉄リチウム電池は、安定性・安全性以外、高く長寿命であることも特徴です。三元系リチウムイオンバッテリーの寿命は約800サイクルなのに対し、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの充放電回数は2,000〜4,000回程度です。
リン酸鉄リチウム電池は発火や爆発が起こりにくい、安心して使用できるのバッテリーです。
一般的には、ポータブル電源はBMSが付きます。
(BMSとは、バッテリーマネジメントシステム、リチウムイオン電池などの充電型のニ次電池の安全制御を行うシステムのことを指します。過充電、過放電を防ぐことができます。)
2.出力波形
出力波形とは、ポータブル電源に蓄えた直流(DC電源)を交流(AC電源)に変換するインバーターという部品から出力される、電気の波形のこと。
出力波形は基本的な使用体験に重大な影響を与え、重要なポイントです。出力波形の違いにより、精密機器の故障や部品の劣化が起こる可能性があります。例えば、非常時の予備電源として使用している際に、炊飯器や暖房機器などが壊れてしまうと非常に困ります。
出力波形には主に4種類あります:
正弦波、純正弦波、矩形波、修正正弦波です。
結論として、正弦波または純正弦波を選択する必要があります。
一般的に使われるコンセントから出ている電気の波は正弦波または純正弦波です。
ほとんど家電製品はこれらの2つの波形を使用して製造されます。
矩形波、修正正弦波で使えない製品(一部のキャンプ用品の例):
3.周波数
周波数とは、1秒間に繰り返されるこの波の数のことです。 単位は、ヘルツ(Hz)といいます。
サイクルが1秒間に、50回繰り返されると50ヘルツ、60回繰り返されると60ヘルツとなります。
50Hz製品を60Hz地域で使用できないものもある(逆も同じ)
(日本国内の周波数)
最近の電気製品は50/60Hz切替スイッチ(手動又は自動)が付いている場合があるので、各々確認する必要があります。
ですから、ポータブル電源自体周波数を切り替え機能がついてるのはおすすめです。
(同時に、メーカーの保証期間が長いほど、より安心感があります。)
二、容量
容量の単位はワットアワ(Wh)といいます。
簡単に言えば、ワットW(消費電力)かけるアワhです。
例えば、夏のキャンプで欠かせない、消費電力が30Wの扇風機を使用し、288Whのポータブル電源で9.6時間運転できます。
つまり、ポータブル電源容量が大きければ大きいほど、電化製品を使用する時間が長くなります。
その一方、容量が多くなるイコール電池の大きさが大きくなるイコールポータブル電源の重さが重くなる、つまり、携帯性に影響があります。もし容量が大きくても、サイズと重量が小さいなら、高いコストパフォーマンスの携帯電源といえるでしょう。
以下はキャンプ中によく使用される電化製品の消費電力数です。(参考用)
実際の運転中には、環境温度の影響や携帯電源自体の動作(画面の表示など)により、一部の電力も消費されるため、それも考慮する必要があります。
自分のキャンプスタイル、持ち運ぶ電化製品、キャンプの日数などに基づいて、どの容量のポータブル電源が必要かを考慮することをおすすめします。
三、出力
ポータブル電源の出力は定格出力と(瞬間)最大出力があります。
定格出力(W):ポータブル電源が、安定して出力し続けられる電力の量です。
電化製品には「消費電力」があります。
消費電力<定格出力
ポータブル電源に接続した電化製品の消費電力が、ポータブル電源の定格出力を超える場合、ポータブル電源はその電化製品を動かすための十分な電力を供給できず、その結果、電化製品の動作が停止してしまいます。
ポータブル電源の定格出力が高いほど、動かせる電化製品が多くなります。
したがって、ポータブル電源を選ぶ際には定格出力をしっかりチェックすることが大切なのです。
例えば、「ポータブル電源の定格出力:600W<電化製品の消費電力:800W」のような場合は、ポータブル電源に接続しても、その電化製品は使用できません。
瞬間最大出力(W):瞬間最大出力とは、家電を使用する際に必要な起動電力に対応できる容量の事を言います。家電は通常起動時には定格消費電力の2〜4倍の電力を使います。
たとえば、次のような場面は経験したことがあるかもしれませんね:電子レンジを使用しているときに、同時にヘアドライヤーを使い始めると、ブレーカーが落ちてしまいます。このような場合が発生されたくないなら、瞬間最大出力を考慮する必要があります。
四、充電速度
現在のポータブル電源の充電方法はほぼ同じです。太陽光を利用しソーラーパネルで充電、AC充電、PD充電、ACとPD併用充電などがあります。したがって、充電の速さは重要です。
例えば、以下のような場面を想像してみてください:キャンプに行く準備をしていたら、急にポータブル電源が充電されていないことに気づく;突然キャンプに行くことと決めた;外で1泊以上のキャンプをする際に太陽光で充電するなど。これらの場面では、充電速度が遅い場合、とても困りますね。しかし、1〜2時間で充電が完了するなら、楽しく旅立つことができるでしょう。
充電速度が速くのほうをおすすめます。
五、機能
出力ポート数・種類・ポートとポートの間の距離(互いに干渉せずに使用できます)
照明灯(夜間仕事をする方、夜間照明したい方にお勧め)
EPS(EmergencyPowerSupply)機能:緊急電力供給機能。家庭用コンセントからの電力供給が停止した場合、30ms以内にポータブル電源のバッテリーから直接電力供給が行われるモードに自動的に切り替わるという機能です。
電力リフト(Power Lift Functio)機能:高出力な電化製品でも動かすことができる機能となります。 家電の出力が低下しますが、通常では動かせない家電でも動かすことが可能です。 例えば、750Wのドライヤーは、出力が600Wのポータブル電源では使えないことが一般的ですが、電力リフト機能を備えたポータブル電源を使用することで出力を下げることができます。
簡単に持ち運べるデザイン
...
要するに、自分のニーズやキャンプスタイルに合わせて選ぶ必要があります。
まとめ
おすすめのは:
リン酸鉄リチウム電池搭載、正弦波(純正弦波)、50/60㎐対応、充電速度速く、自分のライフスタイルに適すの容量、出力、機能などのポータブル電源です。
ライフスタイルとキャンプスタイルの中から選んでいきましょう。